構成案の重要性。
映像制作の構成案の話です。
構成案。需要はとてもあるというか、
構成がなくて、この世に存在するものはありません。それは、
DNAレベルからスタートしています。
ちいさっ!
遺伝子さんも、構成があって、
こうやって発現してね。ってところを経てタンパク質さんになったり。
映像の構成で、一番大事なのは、
もちろん次元といいますか、映画とか芸術に近づくといくらでも気にしなければならないこと、じゃなくて、むしろ
どれも否定できないそれぞれの見方考え方があるので、そこはとりあえず、ここでは語りませんが、
作品として考えた時と、
とにかく撮影した一般の映像。
の、大きな違い。
構成の大きな違い。
それは、どれだけ
捨てられるかです。
まあ編集ですね。編集の会社で仕事をしているのでほぼ、同義語くらいに思っています笑
捨てられるか。せっかく撮ったものを捨てられるか。10個アピールしたい長所があっても、場合によっては1つに絞ることができるか。
捨てる努力ですね。
それが、構成の肝です。第一段階です。
もう、ここの捨てられるか。って部分だけしっかりやれば、ソコソコの物には見えます。
いい感じです。だってすごい難しいですから。
簡単そうで全然簡単じゃないです。
引っ越し前の断捨離より難しいです。
初恋の人の思い出を捨てるくらい難しいです。
盛りました。
でも、せっかくつくるのに、
あれもこれもってやってるやつが、
12時間くらい撮影したのに、
結局使うのは5分とか。
でも、それで30分とかの映像作ってもだれもみてくれないです。
2時間だったら、すぐスキップです。
とにもかくにも、そこを徹底できるか、
決定権を持った人が、最初に決めたルール、
最初に伝えたかったことを、初志貫徹、
貫き通すことができるか。そこにかかってると思います。
それを、設計図として、構成台本に反映して、そこからできうる限りぶれない。
それが本当に難しい笑
あとは、
魅せ方とか、演出的な構成は、
プロに任せましょう。
1つ言えるのは、
もう、焦らしとか、ちょっとずつとか、
一番いいのは最後にもってくるとか。
そーゆー、骨太の、人間の感情に寄り添った丁寧な構成は、ほとんど受け入れてもらえません。とにかく、見せ場の連続。
今は頭から見せ場、見せ場、見せ場!
主役が頭20分出てこないとか無理です。
膨らみを持たせるサブストーリーで、
くらいマックス前の主人公の葛藤による足踏み感。など、もうまってくれません。
お金払ってみているお客様でも、けっこうしんどい部分あるだろうし、Web動画なんかは、
すぐスキップです。
頭から見せ場。ん???っていう、掴み。
そこが一番大事です。
まとめると、
1、とにかく捨てる勇気。
2、頭からクライマックス。
この2つ。これだけ意識して、
考えましょう。それで、これどっちなんだろなぁ。。入れていいのかなぁ?どこに入れられるんだろう?って部分は全部捨ててしまいましょう。最初は。
あとで、政治的な理由で入れなさい。とか出てくるので必要な部分は。
話が面白くなかった社長のコメント少なすぎるから、あと5分は追加して。
とか、言われるんですよね。
結局口出しする人が一人でも少ないのが一番いい作品になります。政治はしょうがないですけど。つまんない人でも、主役は主役です。
でも、ホームビデオの考え方ですけどね。笑
なんやかんやで、
最終的に、構成を考えてくれる人が制作会社の人にいても、そこらへんのテンションを共有できていれば、話は早いし腑に落ちます。
しっかり考えて、考えたものを捨てる勇気。ほれをしっかり持ちましょう。