映像制作会社に電話して聞かれたり、聞いたほうがいいこと03
の続き。
そして、聞かれることを並べたので今度は聞いておくべきこと。
映像制作会社によってクオリティーって全然違いますし、得意分野も違います。
まずに一番簡単な調べ方はその制作会社のウェブページに載っている、制作実績。を見ることです。そこである程度のクオリティーはわかります。
映像の質感。キャスト(インタビューされる人だったり)の音声。画数。かくすうみたいですね笑 映像の数です。クオリティーを上げるためにどれだけカメラを回してるかです。たとえば、
これなんか、画数がとても多くてシンプルですがテロップもしっかりはいってて映像も綺麗な色だし素敵です。キャストの背景のボケと照明の当たり方も素敵です。
あとは
これは、途中の一枚画。画数を豊富にみせるテクニック。
ブリッジとかエフェクトで文字がでてリズムを出す演出ですがこんな感じでテンポよく見せていくのもありますね。
あとこれですね
間に入ってくる車目線の映像。
これあるだけで、規模感とか都会的な感じとか、空気感とか。それこそ画数が違って見えますよね。
どうしてもインタビューだけになりがちな企業VTRなのですが、こーゆー車窓からみる深夜の都会の街。みたいなイメージ映像があるだけでぐっと感じがよくなります。
こんな、映像の数を気にしてくれる会社なのか。
もちろん予算で変わってきますが、
インタビューだけだと、どうしても退屈になってしまうので映像の数大事だし、作ってる方も楽ですね。
そこで、どんどん聞きましょう。
テクニック的なこと聞いても難しいので。
1とか2で言った通り、一番わかりやすいのはサンプルの映像をみつけて見せること。
メールならURL貼り付ければいいので。
「こんな感じの映像つくれますか?」って
僕一回電話の問い合わせで、学生さんみたいな女の子から電話かかってきて、
錦織圭がでてるめちゃくちゃCGとか多用してるCMサンプルでもってこられてこれって何十万でできますか?って聞かれたことありますが、多分桁が一個か二個間違ってますよ。って話をしてやんわりとことわったことがありました。
でもとにかく聞いた方がいいです。
質問案。
1/会って打ち合わせできますか?
2/カメラっていつも何使ってます?
3/音ってなにで拾います?
4/ディレクターさんは、構成から完パケまで持って行ってくれるんでしょうか
5/編集は御社で完結ですか?それともスタジオに入りますか?
ここらへんですかね。
1/最近会わないで打ち合わせも多くなってますし、必ず会う必要はもちろんないのですが、初めての映像制作なのであれば会った方がいいと思います。
弊社に来ていただけますか?であったり、相手の会社を一度見ておく(信用度の為)など信頼関係を築くためにまずは会って。ちゃんとニュアンスを伝えましょう。
2/実はカメラってすごい性能の幅があって、しかも長持ちなんです。
そして、いまだにテープに録画してたりします。プロ用カメラでテープならいいのですが、(HDCAM。今でもテレビ局の納品とかで使われる)DVテープを使ってるところもあります、ほんと。これは10年以上前に主流だったテープです。デジタルビデオカメラのまさに最初の世代くらい。HDVってDVの一個上のテープもあって、それが本当にギリギリですね。それでも画質はもちろん今主流の映像よりは劣ります。
今だと、主流はカード収録です。
SONY ソニー NXCAMカムコーダー HXR-NX5R ビデオカメラ 業務用
ここらへんのカメラを使って、SDカードで収録。
それか4Kだと
とかですかね。こちらもSDカード対応。ただ、マックスに速度が速いカードじゃないとエラーがでると思いますので注意。
こまかいカメラの型番はいいので、何に記録(カードなのかテープなのか)などは聞いたほうがいいと思います。
音は、もちろん性能もあるのですが、
「カメラマイクではないですよね?」この一点です。
カメラマイクでもしっかり拾えるやつはあります。
ただ、インタビューならできれば、ピンマイク。竿はさすがにいらないと思いますが。
あの、長い竿もってモフモフヘッドのマイクもつやつ。あれは、専門の技師が必要なので高い。
なるべくピンマイク。
4/もかならず確認。先に、台本を作ってくれるかもききましょう。台本は、大元はクライアント側がある程度箇条書きでいいから出すべきだと思いますが、
形にするのは制作会社です。
5/予算関係でいうとここが一番大事です。というか、逆に予算次第です。しっかり編集スタジオは入った方がいいです。ただ高いです。でもクオリティーは断然あがります。特に音に関しては、MAという作業ですが、断然変わります。むしろMA(音をより良くする作業)はマストです。これは
「映像の編集はいいので、MAはしっかり」
くらい大事です。
ほんと違うのでここはおろそかにしないように。そしてなるべくケチらないようにこの段階は。
ここで差がでます。
クオリティーも予算も笑